日本人の「縮み志向」について
――茶室と弁当を中心に
要旨:一寸法師から、盆栽、俳句に至るまで、日本人は常に小さいものを求め、小さいものへ向かう傾向があると思われる。韓国の学者である李御寧が、その著『「縮み」志向の日本人』において、このような傾向を「縮み志向」と名付けた。日本人の生活を見渡せば、「縮み志向」の表現が溢れていて、様々な方面にあらわれているといえる。日本人の馴染み深い「衣食住」の「住」の面から見れば、その究極の形で言うと、「茶室」があげられる。一方、「食」の代表として、「弁当」があげられる。本論文では、「縮み志向」はどうやって茶室と弁当に反映しているのかを考察し、また、日常生活や日本文学にあらわれた「縮み志向」の例を挙げながら、「縮み志向」への理解を深め、さらに、その形成した原因を分析したいと思う。
キーワード:縮み志向;茶室;弁当;日本文化
- 文献综述
私の調べた限りでは、日本の茶室や弁当文化に関する資料が多いが、「縮み志向」という角度からそれらを検討する研究はほとんどないということである。また、もともと「縮み志向」についての資料が限られているので、ここでは李御寧の『「縮み」志向の日本人』を中心とし、その関連研究を日本と中国に分けて簡単にご紹介する。
李御寧『「縮み」志向の日本人』は、小さいものに美を認め、あらゆるものを縮めるところに日本文化の特徴があると述べている。それを「縮み志向」と李氏が定義している。その本には、李氏が日本の芸能、和歌、小説などの書籍、武道や道具にいたる幅広い知識をもつ上で、日本文化にあらわれた「縮み志向」を6つの型に分類して具体的な例をあげて説明している。その6つの型とは「入れ子型」、「扇子型」、「姉さま人形型」、「折詰め弁当型」、「能面型」、「紋章型」である。その他、先の6つの縮み志向を表したものとして盆栽、生花、石庭、神棚、御神輿、4畳半の茶室などが挙げられている。茶室に関して、李氏は「縮み志向という視角でみれば、茶室文化は腹切り文化とあい通じるところがあるのである」と指摘している。一方、弁当について、李氏は「」日本の文化は弁当主義文化であり、それは弁当箱に食べ物を詰める縮みの文化と言える」と述べている。
- 日本における研究概況
李氏(前掲書)は、自分の勝手な推論を封印し、あくまで知り得た実際の現象を捉えることに終始した。ゆえに、後書きに置いて、日本人が、なぜここまで「小さくする」ことに拘ったのか、「その理由はよくわからない」と素直な感想を述べている。その解として、竹村公太郎の『日本史の謎は「地形」で解ける【文明・文化篇】』が挙げられる。その一章に『「小型化」が日本人の得意技になったのはなぜか』という章がある。「かわいい」という、日本人が「愛おしいもの」に向かって使う言葉には「小さな」という意味合いも含まれている発想から、歴史の謎に挑戦している。
長谷章久の『日本文化論』は、李氏(前掲書)の所説の一端を取り出して、その見解を半ば肯きつつも、半ば否定しているようである。例えば、彼は「日本人が古来小さなもの、繊細な美に富むものに、格別の愛情を注ぐことは、認めるのにやぶさかではない。箱庭や盆景や人形や細工など小さいものを愛好する気持ちは日本人の中にいくらも数えられ、それが最近ではトランジスタや IC などの精密器製造技術へと繋がって来ている」と指摘した。
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